研修旅行:青ヶ島2

日本各地に多大な被害を出している台風15号。

我々は青ヶ島でその台風15号を体験しました。

島は風が強いとは聞いており、それをそれなりに感じていました。

が、今回その言葉が含む「怖い面」の意味を思い知らされました。

島を直撃する台風だったら・・・と考えると正直恐ろしくなります。

そして、己の身の危険を感じる「怖さ」もさることながら、二次、三次の被害に対する「怖さ」というものが存在することを知りました。

今回のように天候が荒れますと、船もヘリもストップしてしまい、島は完全に孤立してしまいます。

そうなれば物資が届きません。停電や断水といった被害が生じても外部からの迅速な救助は望めません。

これは切実な「恐怖」だと思います。

ですので、島の方々は非常に気象情報を真剣に確認されています。

また、村(島)、東京都、そして国が司る政治に対する意識も高いと私は感じました。

研修旅行:青ヶ島3

▼9/21早朝6時ごろ。風は強いものの雨は降っていませんでした。洋上では雨が降っているように見えました。

9/21早朝6時ごろ青ヶ島から見える雨雲

▼青ヶ島にとって重要な港である、青ヶ島(三宝)港。三宝港に繋がる長いトンネルを出た瞬間、私はしゃがみこみました。あまりの風の強さに立っていられないのです。そして、塀に捕まりながら写真を撮り、すぐに引き返しました。港に降りるときは一人では行かない方が良いと言われていましたので、もともと下に降りるつもりはありませんでしたが、あの風の強さにこれ以上先に進むことは身の危険に繋がると切実に感じました。

9/21早朝6時ごろの青ヶ島(三宝)港

▼この写真は今年(2011年)のゴールデンウィークのときに撮った三宝港の写真です。波は大変穏やかで、子供たちは海で泳いでいました。三宝港は断崖につくられた要塞のような港で高い位置に停めてある漁船をクレーンで降ろす仕組みになっています。水深が急に深くなるため防潮堤や防波堤を作ることが出来なかったと伺いました。三宝港に行かれる方は気象条件を確かめ、島の方にアドバイスをもらった方が良いと思います。

5月の波の穏やかな日の青ヶ島 三宝港

▼防災のためだと思われますが、青ヶ島ではテレビでヘリポートや三宝港の様子がリアルタイムのライブ映像として見ることが出来ます。テレビに映し出されているのは、9/21 16時ごろの三宝港の様子です。ご覧の通り漁船を下すクレーンの鉄骨のタワーが波で見えなくなっているのです。いったい何メートルの波が打ちつけているのでしょうか・・・。

9/21 16時ごろの青ヶ島 三宝港

▼9/21 18時すぎ。風はまだ強かったのですが、空には青空が覗いていました。しかし不思議だったのが、これほどの台風なのに島ではほとんど雨が降らなかったことです。青ヶ島は水資源が少ない島と伺っていましたので、どうせなら降ってくれた方が・・・と思ってしまいました。

9/21 18時すぎの青ヶ島