SEOとは? ~初心者からプロまで役立つSEOの基礎~
SEOとは、「Search Engine Optimization」の頭文字をとったもので直訳すると「検索エンジン最適化」という意味になります。
検索エンジンがWebサイトを理解しやすくなるように効果的なキーワードを設定したり、HTMLの構造の改善を行い検索結果の上位表示を目指すことを指します。
Webサイトを作ってもユーザーに見つけれもらえなければ意味がありません。SEOを理解して少しでも上位表示されるようにSEO対策を施しましょう。
この記事ではSEOの基本から実践方法までを網羅的にご紹介します。
目次
01SEOとは?
01-1.SEOとは何か?
SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略称で、検索エンジンがWEBサイトの内容を理解しやすくするために、HTMLの構造を改善したり、キーワードを効果的に使用したりすることを指します。
これにより、特定の検索キーワードに関連する情報としてページが評価され検索結果での順位が向上し、検索結果での可視性を高めることによりサイトへのアクセス数を増加させ、サービスや商品の売り上げにつながります。
HTMLタグを適切に使うなど手を出しやすい部分を行うだけでも順位が上がる可能性があります。ぜひこの記事を読んでSEOに取り組んでみましょう。
01-2.SEOの重要性
SEO対策を行うことがなぜ重要なのか?そのメリットについて説明いたします。
継続的なWEBサイトへの集客につながる
WEBサイトを作ってもユーザーに見てもらえないと意味がありません。ユーザーにWEBサイトを知ってもらうためには、上位に表示してユーザーが見つけやすくすることが必要になります。
検索結果の1ページ目が最もアクセスが高く、2ページ3ページと下にいくにつれてアクセスする可能性は低くなります。
ですのでSEO対策を行い上位表示を目指すことは集客に重要な要素になります。
質の高いユーザー(優良顧客)が増える
検索したユーザーが求めている情報を提供できないとユーザーの獲得にはつながりません。そのためSEO対策を適切に行えば、狙ったキーワードで上位表示が可能となり、結果として自社の商品やサービスを求めているユーザーが集まりやすくなるでしょう。
自社のブランディングにつながる
SEO対策で上位表示することで、ブランディングの効果も期待できます。 例えば、「東京都 〇〇区 WEB制作」で検索して毎回上位表示されるとユーザーには東京都 〇〇区 WEB制作といえばこの会社というイメージが強くなります。 また検索ユーザーは検索結果の上位に表示されるサイトを、高品質で信頼できる情報源とみなす傾向があるため、SEOでの上位表示には企業やサービスの信頼性と権威性の獲得につながります。 こうしたことからSEO対策は企業やサービスのブランディングにも効果的となります。
ユーザーとのエンゲージメントを高める
エンゲージメントとは様々な意味合いで用いられますが、ここではお客様との交流の活性化、接客態度や姿勢を感じてもらえる機会という意味でエンゲージを高めることは重要と思っています。 たとえ質の高いコンテンツを作成しても見てもらえる機会がないと意味がありません。上位表示されることで質の高いコンテンツを見てもらう機会を増やすことはサイトにとって重要になります。 上位表示が常にされた上で、質の高いサイトだとユーザーに思ってもらえると、検索されたキーワードとWEBサイトの認知度も向上します。
費用対効果が高い
Google広告などの広告による集客と比較するとSEOでの集客には時間がかかるため効果の即効性で言うと広告の方が高いです。
ですが中長期的に対策を継続し、SEOで上位を獲得できれば、それだけで幅広いユーザーに一気にリーチできるようになります。
結果として長期間にわたって安定したアクセスをもたらすため中長期的に見れば費用対効果が高いといえます。
インターネットの普及によって、情報の検索手段としてGoogleなどの検索エンジンの使用が当たり前になってきました。今後はインターネットを始め、AIといったようなデジタルの世界が、更に生活に根付くようになるでしょう。 検索エンジンも、AIも、公開されたデジタル・データ(デジタル資産)が存在しなければ何もできません。SEOによるデジタル資産の価値の向上は、個人・会社の可能性を広げる、より重要な要素となることでしょう。
01-3.SEOの基本知識
検索エンジンの仕組み
SEOは前章でも紹介したように検索エンジンの最適化を意味します。
そのため検索エンジンがどのようにサイトを評価するのかその仕組みを理解するということはSEOを取り組むにあたって重要になります。
検索エンジンとは、検索窓と呼ばれるボックスにキーワードを入力して検索ボタンを押すと、世界中のwebサイトの中から、そのキーワードへの関連性の高いwebサイトを探し出し、一覧表示してくれるシステムのことです。
この検索エンジンがあることで、Web上に存在する多くのサイトから、自分の検索意図に応じたサイトを探し出すことが可能になります。
検索エンジンの種類を見ていきましょう。
以下が2023年6月〜2024年6月の検索エンジンのシェア率になります。
日本国内:Google 74.97%,bing 14.55%,Yahoo! 9.18%,DuckDuckGo 0.35%,YANDEX 0.33%,CocCoc 0.23%
世界:Google 91.06%,bing 3.72%, YANDEX 1.45%,Yahoo! 1.26%,Baidu 0.87%,DuckDuckGo 0.6%
検索エンジンのシェア率 2023年6月〜2024年6月(statcounter https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share)
世界全体で見るとGoogleが91.06%と圧倒的なシェア率を誇っています。
日本では、GoogleとYahoo!の2つの検索エンジンが大きくシェアを占めています。
ただし、Yahoo!はGoogleと2010年に提携し、Googleの検索エンジンアルゴリズムを使うこととなりました。
そのため、Yahoo!での検索した結果とGoogleでの検索した結果は、現状ほとんど同じであり実質、Googleの検索アルゴリズムがほとんどを占めていると言えます。
なのでSEOはGoogleの検索エンジンに向けた対策と言えます。そのためGoogleの検索エンジンの仕組みについて理解する必要があるでしょう。
02SEOの具体的な方法
コンテンツSEOとテクニカルSEO
コンテンツSEO:コンテンツの質を意識したSEO対策のやり方
コンテンツSEOとは、検索ユーザーにとって有益な情報を提供する記事系のコンテンツを作成し、SEOの評価を高める手法です。
Googleはユーザーにとって利用価値の高い検索エンジンであることを目指しています。そのため、読者のニーズを満たすコンテンツを作ることで、検索結果に上位表示されやすくなり、Webサイトへの流入数を増やすことができます。
次にコンテンツSEOの方法について紹介していきます。
コンテンツSEOのやり方
- 1ページに対して1キーワードを設定 コンテンツを作成するときは、1ページに対して1キーワードを設定することが大切です。需要の異なる複数のキーワードを1つのコンテンツに入れると、キーワードごとの関連性が弱まり、検索順位にマイナスの影響を与えます。
ユーザー側から見ると、内容に一貫性がなくなり、情報を理解することが困難になるでしょう。このような場合は、キーワードごとにユーザーのニーズを深く考え、必ず1記事1キーワードを徹底することが重要です。 - キーワードに対して適切な文字数・情報を提供する 作成するコンテンツは、設定したキーワードに対して、長すぎず、短すぎない文字数で情報を提供することが大切です。「コンテンツは何文字くらいが良いのか」というのはよくある疑問の1つですが、内容ごとに最適な文字数は異なります。
「SEO対策」のようなキーワードの場合、検索ニーズもバラバラになりがちです。そのため、どうしても必要な文字数は多くなります。その反面「SEO対策 やり方 初心者」など、2語~3語でキーワードを絞り込んでいる場合、その内容を説明するために必要な文字数は少なくなります。
文字数が一定以上あると、上位表示されやすいことは確かです。2000文字よりも4000文字あるコンテンツの方が、上位表示されやすい傾向にあります。しかし、文字数そのものが検索順位に与える影響は大きくはありません。必要な情報を盛り込みつつ、少ない文字数で抑える方がユーザーも読みやすいでしょう。 - 選定したキーワードに関連するキーワードでコンテンツを制作する 次に、選定したキーワードに関連するキーワードでコンテンツを制作することが重要です。
選定したキーワードに関連した子記事の量が多いほどキーワードに対する情報の網羅性が高まり、上位表示されやすくなります。
これはGoogleが、特定のテーマに対するユーザーの検索意図とニーズに応えるコンテンツを高い品質で提供しているWebサイトを高く評価するからです。
また関連するキーワードを入れてただ子記事を作成するのではなく、良質な記事の量を増やすという点が大切です。
関連キーワードを調査してやみくもに子記事を作成するのではなく、自サービスの特徴などを考えて子記事の作成の方針を考えることも大切になります。
例えば、「SEO」というキーワードに対して自社の強みがSEOライティングだとしたら「SEO」の子記事をSEOライティング関連のキーワードで作成するといったように自社の強みを活かすとよりユーザーニーズとマッチしたサイトになるでしょう。
注意点としては、記事の内容が重複しないようにしましょう。内容が重複するとGoogleからの評価が分散してしまい、検索順位にマイナスの影響を与えます。 - テキスト中心の記事を制作する Googleのクローラーはテキストを読むことは可能ですが、画像や動画などのコンテンツを読み解くのは得意ではありません。そのため、クローラーが読みやすいようテキスト中心で記事制作を行うと上位表示されやすくなります。
しかし、文字ばかりになり、ユーザーが飽きてしまうと、離脱率が上がってしまいます。そのため、画像や動画なども適度に盛り込みつつ、ユーザーが読みやすいコンテンツ作成を行うことが大切です。 - 低品質なコンテンツは公開しない 低品質なコンテンツがインデックスされていると、Webサイト全体にマイナスの影響を与えます。しかし、低品質なコンテンツをnoindexにしておけば、Googleの検索エンジンにインデックスされないため、Webサイト全体の評価を高い水準で維持できます。
なお、低品質だとみなされるページは以下のようなものがあります。
- 内容に独自性のない公式サイト等からのコピペだけのようなページ
- 内容が非常に薄い、または重複しているコンテンツ
- ユーザーのニーズを満たさない、または誤った情報を含むコンテンツ
- リンクテキストしかないページ(サイトマップや安易なまとめページなど)
- 記事公開後はSNSで拡散をする 記事を公開したらSNSで拡散するようにしましょう。Googleは被リンク数が多いページは信頼できるコンテンツとして高く評価する傾向にあります。Twitterやfacebookでの共有もその1つです。
自分で拡散するだけでなく、ブログの記事やコンテンツ自体にもソーシャルボタンを設置しておくと、投稿に対していいね!と感じたユーザーがSNSで拡散してくれるかもしれません。 SNSで多くのシェアが得られれば、その効果はより高まることが期待できます。 - リンク切れをなくす リンク切れとは、リンク先のページが表示されない状態のことです。「404エラー」とも呼ばれます。URLの入力間違いであれば、入力時に注意すれば良いだけですが、ホームページを移転し、記事のドメインを変更した場合によく起こりやすいです。
コンテンツが増えてくると、そのようなリンク切れが発生するのは避けられません。リンク切れ1つではそれほど検索順位に影響を与えないと言われているものの、リンク切れが多いサイトは定期的な更新をしておらず、信頼性が低いサイトとみなされる可能性が高まります。
サイトのリンク切れをチェックするためにリンク切れチェックツールを使用することもおすすめです。リンク切れのチェックツールには「dead-link-checker.com」やWordPressのプラグインの「Broken Link Checker」といったものがあります。 - ユーザーが回遊しやすいカテゴリーやタグを設計する Webサイトの回遊性とは、Webサイト内でのユーザーの回遊のしやすさを表すものです。回遊性を高めるためには、ユーザーが回遊しやすいようカテゴリーやタグを整理することが大切です。 Webサイトのカテゴリーやタグがきれいに整理され、どのページでも見やすい状態になっていると、サイトの回遊性は高まります。
- ページの表示速度を最速にする ページの表示速度は、Googleが公式に検索順位に影響すると明言しています。また、ユーザーの離脱率にも影響します。特に影響を与えやすいのが画像と動画です。画像の容量が大きい場合、必要な通信量も増えてしまい、表示時間に影響します。
ただし、容量を軽くするために圧縮して画質を下げすぎるとユーザーの視認性に影響が出るため、見た目に影響が少ない範囲で圧縮しましょう。PageSpeed Insightsと呼ばれるWebサイトのスピードをチェックするツールもあるため、ぜひ利用してみてください。 - YMYLの分野となるコンテンツでは専門家がコンテンツを監修する 専門家が監修したコンテンツは、E-E-A-Tの一つ「Authoritativeness(権威性)」を高めることができます。 特に、医療や法律などYMYLの分野となるコンテンツにおいては、E-E-A-Tが十分に備わっていないと判断されると上位表示が難しいため、可能な限り、専門家の監修を受けることを推奨します。 自社内に専門家がいるなら、監修としてコンテンツ作成チームに加わってもらったり、外部の専門家へ監修を依頼したりといった選択肢が考えられます。
- 内部リンクと外部リンクを増やす 内部リンクとは、同一Webサイト内のページ同士を繋ぐリンクを設置することです。反対に自社のWebサイトから他のWebサイトにリンクすることを外部リンクと呼びます。 Googleは、Webサイト内のページの重要性を測る上で、内部リンクの質・数・関連性を考慮していると言われています。ただリンクを貼るのではなくユーザーニーズやリンク先の内容がわかるようなアンカーテキストにするなどユーザーにやさしく質の高いリンクを設置しましょう。
- コンテンツの鮮度を保つ コンテンツの新鮮さはGoogleの上位表示において極めて重要な要素です。
ただし、検索エンジンはコンテンツの内容から、コンテンツの鮮度を評価しているため、日付の更新や言い回しを少し変えるといったコンテンツの内容にあまり影響のない更新では効果は得られないでしょう。
SEOの基本に戻ってSEOのために更新するのではなく、ユーザーに役立つ情報を提供するためといったユーザーファーストでコンテンツの鮮度を保つようにしましょう。
テクニカルSEO:検索エンジンを意識したSEO対策のやり方
SEO対策は、ユーザーに対して行うものが中心ですが、クローラーが内容を読み取りやすいように対策することも大切です。 検索エンジンを意識したSEO向けの対策を行っておくことで、サイトが適切な評価を受けやすくなります。
テクニカルSEOのやり方
- タイトル・ディスクリプション・見出しなどのメタ要素(title、description等)を適切に記述する。 メタ要素(メタデータ、またはメタタグ)とは、そのページに関する情報を検索エンジンやブラウザなどのシステムに伝える付随的な情報のことを言います。 WEBサイトでいうとデータの本体がページの内容(本文)ならメタ要素はタイトル、投稿日時、最終更新日時、カテゴリ、執筆者名 などになります。 データが何を表すのか(データの属性)を記すもので「データのデータ」とも言われる。 meta titleやmeta descriptionなどを適切に記述することで検索エンジンやブラウザにページ情報を正しく伝えることができ、自分たちが表示させたい情報を検索結果に反映させることができます。 またmeta robotsやnoindexを使用することでリンク先を見に行かないようにする、またはページを検索結果に表示させないようにするといったSEOに関わるロボットの動きをコントロールできます。
- 適切なhタグ(h1、h2等)を設定する hタグは、コンテンツの見出しを定義するために使われるタグのことで、別名見出しタグとも呼ばれています。
h1からh6があり、コンテンツの構成に応じて使い分けることで、コンテンツの内容や構成を検索エンジンに伝えることができます。
この時、重要なのは、hタグを適切に記述することです。
具体的には以下のようなポイントに気をつけると良いでしょう。
- hタグの入れ子構造で使用する
ex)h2タグの中でh3タグを使い、h3タグの中でh4タグを使う。 - hタグは数字の大きさの順番に使用する
ex)h2タグの次にh4やh5を使わない
- hタグの入れ子構造で使用する
- その他・適切なHTMLタグを使用する 記事内のコンテンツで適切なHTMLタグを使用していると、クローラーがサイトの情報や構造を明確に理解しやすくなります。コンテンツ内で、特に意識したいのは以下の点です。 画像のalt属性を設定すること 箇条書きのタグをうまく使うこと 画像のalt属性とは、画像が何を表しているのかをテキストで伝えるためのタグです。このタグがあると、コンテンツ内の画像がどのような内容のものかクローラーが判断する助けになります。 箇条書きタグは、その文章が箇条書きであることを伝えるタグです。箇条書きは読者の視認性も上がるため、Googleも適切に利用することを推奨しています。 メタ要素、hタグ以外にも、これらのタグを適切に設定することで、クローラーがコンテンツの内容を正しく認識しやすくなります。
- わかりやすいURL コンテンツのURLが、見やすいものになっていることも大切です。何も設定していない場合、数字や文字の羅列になり、URLからコンテンツの内容が分かりにくくなります。 URLは、アルファベットのみで入力することが重要です。日本語で入力をしてしまうと、上述のように数字や文字の羅列になってしまうためです。
- URLを正規化する 内容としては同一のページであるにもかかわらず、以下のように複数のURLが存在してしまう場合があります。 「http://」と「https://」 「www」の有無 「/index.html」の有無 パラメータの有無 そのままでは、それぞれのURLが別ページとして検索エンジンにインデックスされてしまい、重複コンテンツと認識されてしまう可能性もあります。 そのため、リダイレクトやcanonicalタグを使用して、ひとつのURLに評価を集める必要があります。 この評価を集約することを「URLの正規化」と呼びます。 またECサイトの商品ページのように、別のURLであってもほぼ同じコンテンツの場合も重複コンテンツと認識されるおそれがあるため、正規化しておくことを推奨します。 正規化の詳しい方法は以下の記事を参照してください。
- 正しくリダイレクトを行う リダイレクトとは、Webサイトやページなどを新しいURLに変更した際、自動的に転送をする仕組みのことです。 リダイレクトには、WebサイトのURLを変更した際に旧URLの評価を引き継ぐ「301リダイレクト」と、サイトのメンテナンスなどで一時的にユーザーを転送したい際に使用する「302リダイレクト」の2種類があります。 正しくリダイレクトが設定されていないと、Googleが新しいページを別ページとして扱ってしまい、ページの評価がリセットされる恐れがあります。 実際に、今まで特定のキーワードで上位表示されていたページの順位が、リニューアル後一気に下がったというケースもあるので気をつけましょう。
- 構造化マークアップを行う 構造化マークアップとは、特定の単語に対して、HTMLにて情報を付与することです。たとえば、特定の会社の名前を入力した場合、何もしなければ、ただの文字としてしか認識されません。構造化マークアップを行うことで、会社の名称であること、所在地などの情報を追加で付与できます。 構造化マークアップそのものにはSEO上プラスの効果はないという説もあります。しかし、クローラーに対してより情報を与えられることなどメリットも多いため、筆者としてはSEO上のプラスの価値はあるとみています。 また構造化マークアップには、検索結果の表示画面にリッチスニペットとして表示されるという効果があります。リッチスニペットとは、通常の検索結果よりも視覚的・操作的な機能が追加された検索結果です。 これは必ず表示されるわけではありませんが、リッチスニペットとして表示されると他のページよりも検索結果画面上で目立たせることができ、クリック率の向上にもつながります。
- モバイルフレンドリー モバイルフレンドリーとは、スマートフォンでWEBサイトを閲覧した際に、モバイル端末の画面サイズ用に最適化されたWEBページを指します。
2015年4月21日の「モバイルフレンドリーアップデート」により、モバイルフレンドリーなサイトを評価するアルゴリズムがGoogleの検索エンジンに組み込まれたため、SEO対策をおこなう上で直接影響があります。
モバイルフレンドリーに対応するための方法
・レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとはGoogleが推奨している方法で、どのデバイスでも同じURLで同じHTMLコードを配信しつつ、画面サイズに応じて表示のみを調整することです。
・読み込み速度の向上
読み込み速度はGoogleアルゴリズムにおいて評価基準の一つにもなっています。
画像データを軽量化させる、CSS、HTML、JavaScriptなどの不要なソースコードを減らすなどの対策をして読み込みの負荷を減らしましょう。
参考サイト:モバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法
オンページSEO・オフページSEO
SEOの手法としてオンページSEOとオフページSEOがあります。
オンページSEOとオフページSEOの違い
オンページSEOとは、検索エンジンのランキングを向上させるために、自サイト内にアプローチをするSEO施策です。前述したテクニカルSEOやコンテンツSEOもオンページSEOに含まれます。
一方オフページSEOは自サイト外から間接的にアプローチするSEO施策です。
オフページSEO
被リンクの獲得
オフページSEOの中でも特に重要な要素が被リンクになります。被リンクとは、外部サイトから自サイトに向けられたリンクのことです。
他のWebサイトから自身のWebサイトへのリンクを増やすことで、検索エンジンからサイトが価値ある情報を提供しているとみなされ評価が高まります。
方法としては、他のWebサイトがリンクしたくなるような質の高いコンテンツを作成する。また、他のWEBサイトとの協力や、他のWebサイトへのゲストという形で寄稿するゲストポストの提供も効果的な方法です。
サイテーションの獲得
サイテーションとは、メディアやSNSなどで自社や自社サービスについて言及されることを指します。被リンクとの違いは、リンクが貼られているかどうかです。サイテーションは、リンクが貼られていない言及のことを指します。
Googleの評価に直接影響するわけではありませんが、露出が増えることで会社名や製品・サービス名での指名検索の増加が期待できます。結果的に、自社サイトへ流入するユーザーが増えることで、SEOにも好影響を及ぼすわけです。
サイテーションの獲得には、認知拡大が欠かせません。 WebサイトやSNS、ウェビナーなどを利用して発信を強化する必要があります。
また、一度に密度の濃い情報を伝えられる動画SEOも重要です。映像や音声といった動画の特性を活かして情報を伝えることで、SNSや外部メディアにてその動画を紹介してもらえる可能性があります。
サイテーション獲得は展示会やイベントへの出展といったオフライン施策も有効です。オンラインもオフラインも最大限活用し、サイトの露出を増やしていきましょう。
ローカルSEO
ローカルSEO(Local SEO)とは、「地域名+キーワード」や地域の影響を受けるキーワードで検索した際、その場所で検索しているユーザーのGoogle検索やGoogleマップの検索結果に自分の店舗の情報が的確に表示され、来店につながる訴求ができるように最適化を行うことをいいます。
ローカルSEOは、地域にフォーカスしたSEO対策であり、店舗や施設を運営するビジネスでは必ず理解しておかなければなりません。
ローカルSEOは地域密着型ビジネスの成功には不可欠です。地域名を含むキーワードを用いて検索結果に上位表示されやすいように努めること、地元のビジネスコミュニティへの登録などがこの戦略の一部です。
地元のパートナー企業とリンクを交換したり、共同でイベントを開催することで相互のWebサイトの認知度を高めます。これらのローカルSEO対策を行うことで、地元の顧客からの検索結果に表示され、新たな顧客の獲得につながります。
ローカルSEOの方法としては以下のようなものがあります。
- Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の最適化
- 地域情報サイトやディレクトリへの登録
- 地域のビジネスや団体との連携・被リンク獲得
- 地域イベントへの参加・スポンサー
- 地域に特化したレビュー獲得
- ローカルキーワードを含むプレスリリース配信
ローカルSEOについて解説をした記事が以下になります。
ソーシャルシグナル
ソーシャルシグナルは、FacebookやTwitterなどのSNSにおける人気度のことです。 具体的なソーシャルシグナルとしては、Facebookのいいね数やシェア数、Twitterのツイート数などが挙げられます。 ソーシャルシグナルは、検索エンジン側が「このサイトはどれだけ多くの人に共有されているのか」を判断する指標にもなっており、とくにソーシャルメディアにおいて、どれだけWebサイトのURLシェアがあるかがポイントです。
ブランドメンション
ブランドメンションとは、インターネット上で自社ブランドや製品に言及されることを指します。これは通常、ソーシャルメディア、ブログ、フォーラム、ニュースサイトなど様々なオンラインプラットフォームで発生します。
ブランドメンションは、リンクが付されている場合と、そうでない場合があります。リンク付きのメンションはWebサイトへの直接的な訪問を促すことができ、SEO(検索エンジン最適化)に直接的な影響を与える可能性があります。
一方、リンクがないブランドメンションでも、ブランドの知名度向上やオンラインでの評判構築に寄与します。これにより、潜在的な顧客や利害関係者にブランドを認知してもらう機会が増えるため、間接的ながらもマーケティング戦略に大きな役割を果たします。
オンページSEO
オンページSEOには主に以下のような施策があります。
コンテンツの質
Googleの考え方を解説した際にもありましたが、Googleはコンテンツの質を重視します。またユーザーファーストでコンテンツを作ることも重要です。
質の良いコンテンツの作成には以下のようなポイントがあります。
- E-E-A-Tを意識してコンテンツを作成する。
- キーワードの過剰使用は避ける
- 検索ボリュームとユーザーの検索意図を調査・分析し、最適なキーワードを選定する。
タイトルタグ・見出しタグ・メタディスクリプションタグの最適化
画像にalt属性をつける
サイト構造の最適化
サイト構造の最適化には以下のようなものがあります。
- URLをシンプルでわかりやすいものにする
- 内部リンクを設置・整理する
- ページエクスペリエンスの改善
03SEOのためのツールとサービス
Google公式SEOツール
- Google Analytics Google AnalyticsはGoogleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。リアルタイムの訪問状況に加えて、流入経路やサイト内のユーザー行動を見ることができます。
主な利用方法としては、一般的な情報収集はもちろん、「CVにまで至るユーザーはどのページから流入しているのかを特定し、少しでも順位上昇するためにリライトを行う」といった分析した情報を基に、改善策を講じることに利用できます。
Google Analyticsを有効に利用できると、PDCAサイクルを回して、SEO対策を効率よく行うことができます。そのため、Google Analyticsの使い方を知ることもSEO対策において重要であると言えます。 - Search Console Google Search ConsoleはGoogleが無料で提供している解析ツールで、主に、表示回数やCTR(クリック率)、流入キーワード等の訪問者がサイトにアクセスする前の情報を分析できます。 他にも、被リンクの否認やサイトマップの送信、ページのエラー情報の確認といった様々な使用方法があります。 モバイルユーザビリティやAMPの実装状況の確認といったスマホ表示向けの機能もあり、有効に利用できれば、アクセス前の情報解析だけではなく、サイト改善の一助も担うことができます。 GAでは、各検索キーワードで検索順位が何位なのか?どのような検索キーワードで流入してきているか、などSEO上重要なデータは分析できません。それを実施できるのがGoogle Search Consoleです。 検索キーワードの平均検索順位の確認はもちろん、各ページのインデックス状況を確認したり、インデックスのリクエストを送信したり、サイトマップを送信するなど検索エンジンと対話できる唯一のツールともいえます。 必ず導入してください。
- Looker Studio Looker Studioは、Google広告やSearch Consoleなどを始め、様々なツール・媒体で取得したデータからレポートを作成できるクラウド型の無料BIツールです。
主に以下のようなことができるようになります。
- データの可視化
- 複数データの連携
- リアルタイムレポートの確認
キーワード分析ツール
- Googleキーワードプランナー Google広告を利用する方向けのツールです。キーワードの検索ボリュームや競合性を調査する上で非常に役立ちます。
- Ubersuggest 無料で利用できるキーワード調査ツールです。キーワードの候補や関連キーワード、検索ボリュームなどを調べることができます。
- Ahrefs Keywords Explorer キーワード調査機能が非常に充実している有料ツールです。キーワードの難易度や検索意図、競合サイトの分析なども可能です。
競合分析ツール
- SEMrush 競合調査やキーワード調査に強みを持つ有料ツールです。オーガニック検索だけでなく、PPC広告の分析にも役立ちます。
- SimilarWeb 競合サイトのトラフィックや流入キーワードなどを分析できるツールです。競合との比較を通じて、自社サイトの改善点を見つけることができます。
- Ahrefs 被リンク分析や競合調査に強みを持つ有料ツールです。被リンクの獲得状況や競合サイトの被リンク戦略を分析することで、効果的な外部対策を立てることができます。
- GRC 自サイトのGoogle、Yahoo!、Bingでの検索順位を調査し、その履歴を記録する順位チェックツールです。競合と自社サイトの検索順位をボタン1つでチェックでき、過去から現在までの推移も見ることが可能です。
テクニカルSEOツール
- PageSpeed Insights Googleが提供する無料ツールで、Webページの表示速度を測定し、改善点を提案してくれます。モバイルとPC両方の表示速度をチェックできます。
- Screaming Frog SEO Spider Webサイトのクロールを行い、技術的な問題点を洗い出すことができるツールです。ページタイトルやメタディスクリプションの重複、リンク切れ、リダイレクトエラーなどをチェックできます。
- Moz Pro 被リンク分析やキーワードトラッキングなど、様々なSEO機能を提供する有料ツールです。初心者から上級者まで幅広く利用できます。
テクニカルSEOプラグイン
- Yoast SEO(WordPressプラグイン) SEO対策に必要な機能が詰まったWordPressプラグインです。タイトルやメタディスクリプションの最適化、コンテンツのSEO分析などが可能です。
- All in One SEO Pack (WordPressプラグイン) Yoast SEOと並ぶ人気のWordPress SEOプラグインです。XMLサイトマップの作成やソーシャルメディア連携など、多機能な点が特徴です。
コンテンツSEOツール
- Pascal パスカル(Pascal)は、株式会社オロパスが提供する、コンテンツマーケティングおよびSEOの大幅な業務効率化を実現する分析ツールです。
弊社も利用しているツールで、こちらは他の3つと違い有料のツールとなります。Search Consoleとの連携も可能で、上位サイトと比較してどう言ったキーワードが適しているかを提示してくれます。
パスカルでは「ランキング」「記事作成」「競合分析」「流入分析」の4つの入り口からサイトの既存のコンテンツをどうやってリライトすれば良いか、新規コンテンツを作成する際にどう言ったキーワードを使用すれば良いかをレポート形式で提示してくれます。
その通りに作ることでSEO面で質の高いコンテンツを作成することが可能でコンテンツ作成の時短にもつながるツールです。
04やってはいけないSEO:ブラックハットSEO
SEOを行う上で注意しないといけないことにブラックハットSEOというものがあります。
ブラックハットSEOとは、検索エンジンのアルゴリズムの裏をかいた施策によって不正にWebサイトを検索結果で上位表示化させる手法です。SEO対策の一種ではありますが、Googleガイドラインに反したやり方であるためペナルティになる危険性が高い手法になります。
GoogleアルゴリズムのアップデートによりブラックハットSEOのような悪質な行為がGoogle側に見破られるようになり、正しいSEO(ホワイトハットSEO)がちゃんと評価されるようになりました。
ユーザーに喜ばれる良質なコンテンツを作るといったホワイトハットSEOは、どうしても手間暇が掛かります。なのでブラックハットSEOのような方法に頼りたくなってしまいますが、それは決してお客様のメリットにならないむしろ不利益になる可能性が高いことを肝に銘じて正しいSEO対策を行いましょう。
ブラックハットSEOの代表的な手法
- キーワードスタッフィング キーワードスタッフィングとは、本文や画像のalt属性やtitle属性、メタデータに対策キーワードを不自然なほど過剰に詰め込む手法です。
SEO対策キーワードをコンテンツ内で使用することは、検索エンジンに記事の内容を伝えるためにも必要ですが、これを過剰におこなうと逆効果です。なぜなら、ユーザーにとって不要なワードが多く読みにくい文章になり、検索エンジンからも不自然に見えるからです。 - クローキング クローキングとは、サイトに訪れた相手が「人間」か「ロボット(検索エンジン)」かを判別して、それぞれに対して違うページを表示させる手法のことです。検索エンジンには高い評価を得られるコンテンツを、ユーザーには自社のWebサイトの利益につながるコンテンツを、それぞれ分けて表示させるようにします。
こういったクローキングは検索エンジンとユーザーの両方を騙す行為です。以前はSEO施策として見られましたが、現在はペナルティの対象なので避けるべき手法です。 - 隠しテキスト 隠しテキストとは、自身のブログや記事内に訪問したユーザーに見えないようにキーワードをたくさん記述し、Googleの検索エンジンに読み込ませ検索順位を上げるという手法です。
意図的にテキストを背景画面の配色と同じに設定したり、文字フォントのサイズを0や1にして記入するなど、画面上ではユーザーにその内容が見えないようにします。現在は、隠しテキストをサイトに実装するとペナルティの対象になりますので、絶対にやってはいけません。 - 隠しリンク 隠しリンクとは、ページ内にリンクを設置しているにもかかわらずCSSを使って偽装したり、htmlの設定をおこなうことで、ユーザーにはリンクを見せず、クローラーにだけリンクを読み込ませる手法です。
具体的には以下のような施策のことを指します。- 白い背景に白いテキストといったように、背景と同色のテキストを使う
- テキストが画面の外にはみ出るようにする
- ピリオドや半角スペースといった目立ちにくいテキストだけをリンク設定する
- コピーコンテンツ(コンテンツスクレイピング) コピーコンテンツとは、他サイトのコンテンツをそのまま使用したり、少しだけ修正を加えたコンテンツを使用したりすることを指します。
複数のWebサイトに同一のページがある状態になり、重複コンテンツと見なされればペナルティの対象になります。コピーコンテンツに関しては、SEOのアルゴリズムの観点だけでなく、剽窃や盗用という観点からも避けるべき行為です。 - スパムコメント スパムコメントとは、自身とは全く関係のないブログや掲示板にサイトコメント欄から自社サイトに向けてリンクを貼ることで被リンクを獲得する手法です。
被リンク獲得の手段として手っ取り早いためかつては横行していました。しかし、スパムコメントは悪質な行為に該当するので行わないようにしてください。 - コンテンツの自動生成 ChatGPTなどの自動作成ソフトで生成されたままのコンテンツは、文章が不自然だったり、事実と異なる内容を含む可能性があり、ユーザーの役に立たないコンテンツになる傾向があるためGoogleから低品質なコンテンツと判断される可能性があります。
AI等でコンテンツを自動生成する際は必ずチェックして、修正を行なって有用なコンテンツになるように手を加えるようにしましょう。 - ワードサラダ ワードサラダとは、文法的には成り立っているが文章の意味が破綻している文章のことで、自動生成ツールを利用して作られたテキストのことを指します。
以前の検索エンジンは、人間のように文章の意味を正確に理解できなかったので、特定のキーワードを含むテキストとして評価していました。
しかしアルゴリズムのアップデートにより検索エンジンの精度が向上した現在では質の低いコンテンツとみなされむしろ低評価につながり、スパムと認定される危険性もあります。 - 外部リンクの購入 順位決定の重要な要因のひとつには、「被リンク」があります。被リンクとは、他サイトからリンクされることを言います。
これは検索エンジンが、被リンクの多いページは他者からの評価が高い「優れたコンテンツ」であると判断しているからです。被リンクで検索順位が上がるのは自然に貼られるナチュラルリンクになります。被リンクが増えないからといって、業者からリンクを購入することはGoogleのペナルティ対象です。 - リンクファーム リンクファームとは、検索エンジンのランキングを上げる目的でコンテンツの関連性の有無にかかわらず大量の相互リンクをおこなったり、相互リンク目的で作成されたサイト郡のことです。
以前はリンクの質よりもリンクの量が重視されていたため多くのSEO業者が取り入れていた手法でしたが、ペンギンアップデート以降は低品質なリンクを評価しなくなったので現在ではSEO効果もなくなりました。
検索エンジンの向上により以前は有効だったブラックハットSEOは意味がなくなったどころかペナルティになり順位が下がる要因になってしまいます。 上記で記載したようなブラックハットSEOに触れてしまう施策は避けるようにしましょう。
05実際のSEO対策の成果事例
ライトウェブのSEOでの成果例
株式会社壷中天地•占聖学様
占いサービスを提供されている株式会社壷中天地•占聖学様の「魂ゆら占い」Webサイトは、2022年9月のGoogleコアアップデートにより、大幅な順位変動を受け、集客への影響を懸念されてご相談をいただきました。まずは、検索順位が下落した原因の調査を迅速に行い、レポートを作成しました。次に、Webサイトの現状分析に加え、競合サイトとの徹底比較、そして既存のSEOキーワードの妥当性調査をご提案し、行わせていただきました。
この調査により、Webサイトの強み、弱みを明確かし、より効果的なSEOキーワード候補を選定し、SEO対策プランをご提案させていただきました。
SEO対策は費用対効果が明確でないため、ご決断は容易ではなかったかと存じますが、お客様から1つのプランをご依頼いただき、誠心誠意対策を実施いたしました。
SEO対策終盤の2023年3月にGoogleコアアップデートが実施されましたが、対策済みのキーワードは順位を維持し、その後も着実に上昇。新規設定のキーワードでは大幅な順位上昇も見られ、2024年8月現在、最も重要なSEOキーワードが10位以内も目前という成果が出ております。
株式会社匠工芸ギャラリー禅様
伝統工芸の技が光るモダンなお仏壇を製造・販売されている株式会社匠工芸ギャラリー禅様の公式Webサイト全面リニューアルをお手伝いさせていただきました。お客様は当時、既存サイトが古くなり集客力の低下と、Webサイトの運用管理に手間が掛かる問題を抱えていらっしゃいました。
そこでWebサイトの現状分析に加え、競合サイトとの徹底比較を行い、SEOキーワードをご提案させていただきました。また、ドメインの管理やホスティングサービス、メールサービスが複数社のサービスを利用されていましたので、弊社による一元管理を提案させていただきました。
これまでの営業活動の経緯から弊社提案のSEOキーワードは採用されませんでしたが、お客様のご希望のキーワードでSEO対策を行うことを前提に、サーバーの構築から、Webサイトの設計、コンテンツ企画、デザイン、ライティング、コーディング、システム開発まで、すべての業務を担当させていただきました。
お客様のご希望のキーワードは、Google検索において15〜25位圏内で推移しており、比較的上位に表示されていました。2021年3月26日にサイトをローンチ後、1ヶ月もしない内にGoogleで2位にランクインしました。この成果を評価いただき、毎月定額のサブスク型のSEO対策サービスとダッシュボードサービスをご契約いただきました。
弊社の定額SEO対策サービスは、毎月規定時間以上のSEO対策を行うサブスク型のサービスです。ダッシュボードサービスは、GA4、Google Search Console のデータを分かりやすくビジュアライズしたサービスです。ひと月を終えると、前月の作業報告書を提出し、業務内容が把握できるようにしていますので、大変ご好評をいただいています。
リニューアルから3年以上経ちますが、2024年8月30日現在に至るまで、狙ったSEOキーワードで5位以内をキープしており、付随する関連キーワードもかなり良い位置をキープしています。
株式会社ライフサロン様
ご契約後のアフターフォローにこだわる保険ショップ株式会社ライフサロン様のWebサイトの立ち上げをお手伝いさせていただきました(※注:現Webサイトの話ではありません。弊社が制作・運営をさせていただいたWebサイトは2021年1月で契約を終了しました)。
弊社は、Webサーバーの構築から、Webサイトの企画・設計、デザイン、コーディング、システム開発まで全ての工程をお任せいただきました。
SEO対策は初期開発時のみで、その後の運営で行いませんでしたが、結果はオープンから約1ヵ月後に狙ったキーワードでbing(当時はMSN)で5位(最高位)を獲得、約4ヵ月後にYahoo! Japanで5位(最高位)を獲得しました。残念ながらGoogleでは公表に値する結果は出せませんでしたが、継続的なSEOメンテナンスなしで、良い結果が得られた事例となりました。
Music Revolution
株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス様の国内最大級の音楽コンテスト「Music Revolution」のWebサイトのフルリニューアルのご相談をいただきました。弊社は、Webサイトの企画・設計、デザイン、コーディング、システム開発・サーバーの構築・運用を請負いました。
「音楽コンテスト」「音楽オーディション」でSEO対策を施すことを決めWebサイトを立ち上げました。運営は8年間行わさせていただき、その成果を詳細ページに掲載していますので、気になる方は、ぜひご確認ください。
株式会社ナガラ様
精密板金業の株式会社ナガラ様のWebサイトのフルリニューアルをお手伝いさせていただきました。弊社は、Webサイトの企画・設計、デザイン、コーディング、システム開発を請負いました。
SEO対策を施したWebサイトを立ち上げ、初月で7件のお仕事のお問合せを獲得し、3ヵ月後には60件以上のお問合せ数となりました。その中には上場一部の大企業からのお問合せや、億単位のビジネスの相談があり、会社を立て直せたと社長自らご報告をいただけたことは大変光栄でした。
06まとめ
以上がSEOについての網羅的な紹介になります。
SEO対策はすぐに成果が出るというものではありません。継続的に取り組むことで徐々に効果が現れてきます。ユーザーのニーズを最優先に考え、質の高いコンテンツを提供し続けることが、SEO対策の成功への鍵となります。
SEOは専門的な部分もありますが、HTMLの構造の整理やタイトルの付け方など手を出しやすい部分から始めても効果は見込めます。
この記事がSEOに取り組むきっかけになれば幸いです。